HTML でウェブページの骨組みを作ったら、次は CSS で見た目を整えていきましょう!ここでは、CSS の書き方と、HTML と CSS を連携させる方法について説明します。
1. CSS ってどうやって書くの?
CSS は、HTML のタグにスタイル(見た目)を指定するための言語です。スタイルとは、色、サイズ、レイアウトなど、要素の見た目に関する情報のことです。
CSS の書き方には、大きく分けて以下の3つの方法があります。
- HTML に直接書き込む(非推奨!)
<style>
タグを使う(ちょっとだけ!)- 外部ファイルに書く(基本はこれ!)
HTML に直接書き込む(非推奨!)
HTML のタグに style
属性を使って、直接 CSS を書き込むことができます。
html
<h1 style="color: blue; font-size: 24px;">見出し</h1>
この方法では、<h1>
タグに style
属性を追加し、その中に color: blue;
と font-size: 24px;
というスタイルを指定しています。
しかし、この方法はおすすめできません。なぜなら、HTML と CSS が混在してしまい、コードが読みにくくなるからです。また、同じスタイルを複数の要素に適用したい場合、同じコードを何度も書かなければならず、効率が悪くなります。
<style>
タグを使う(ちょっとだけ!)
HTML の <head>
タグの中に <style>
タグを書き、その中に CSS を記述することもできます。
html
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>CSS の書き方</title>
<style>
h1 {
color: blue;
font-size: 24px;
}
</style>
</head>
<body>
<h1>見出し</h1>
</body>
</html>
この方法では、<style>
タグの中に h1 { color: blue; font-size: 24px; }
という CSS のコードを記述しています。
この方法は、HTML に直接書き込むよりは良いですが、スタイルを変更したい場合に、HTML ファイルを編集しなければならないというデメリットがあります。また、複数の HTML ファイルで同じスタイルを使いたい場合、<style>
タグの内容をコピー&ペーストする必要があり、手間がかかります。
外部ファイルに書く(基本はこれ!)
CSS を書く際は、外部ファイルに記述するのが一般的です。CSS 専用のファイルを作成し、そこにスタイルを記述していく方法です。
- まず、
style.css
という名前の新しいファイルを作成します。.css
という拡張子は、このファイルが CSS ファイルであることを示します。 - 次に、
style.css
ファイルに CSS のコードを記述します。
css
h1 {
color: blue;
font-size: 24px;
}
この方法では、HTML ファイルとは別に CSS ファイルを作成し、そこにスタイルを記述します。HTML と CSS を分離することで、コードが読みやすくなり、メンテナンス性も向上します。また、複数の HTML ファイルから同じ CSS ファイルを読み込むことで、スタイルを共有することもできます。
2. CSS ファイルを読み込もう
外部ファイルに書いた CSS を HTML に適用するには、<link>
タグを使って CSS ファイルを読み込む必要があります。
<link>
タグで読み込み
<link>
タグは、HTML の <head>
タグの中に記述します。
html
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>CSS の読み込み</title>
<link rel="stylesheet" href="css/style.css">
</head>
<body>
<h1>見出し</h1>
</body>
</html>
rel="stylesheet"
:このリンクがスタイルシートであることを示します。href="css/style.css"
:読み込む CSS ファイルのパスを指定します。
ファイル名は style.css
がおすすめ
CSS ファイルの名前は自由につけることができますが、一般的には style.css
という名前が使われます。また、CSS ファイルは css
フォルダの中に格納することが多いです。
3. CSS の基本構文を理解しよう
CSS は、セレクタ、プロパティ、値の3つの要素で構成されています。
css
h1 {
color: blue;
font-size: 24px;
}
- セレクタ:スタイルの対象となる HTML 要素を指定します。上記の例では
h1
がセレクタです。 - プロパティ:どのようなスタイルを指定するかを記述します。上記の例では
color
とfont-size
がプロパティです。 - 値:プロパティの具体的な値を指定します。上記の例では
blue
と24px
が値です。
コメントの書き方
CSS では、/*
と */
で囲まれた部分はコメントとして扱われ、ブラウザには表示されません。
css
/* これは CSS のコメントです */
h1 {
color: blue; /* 文字色を青にする */
font-size: 24px;
}
コメントは、コードの説明やメモを書くために使われます。コードを分かりやすくするために、積極的にコメントを活用しましょう。