オブジェクトの作成とプロパティの操作
オブジェクトはキーと値のペアを持つデータの集合で、複雑なデータを管理するのに便利です。
オブジェクトの作成 オブジェクトは中括弧
{}
を使って作成し、プロパティ(キーと値)を設定します。javascriptlet person = { name: '太郎', age: 25, isStudent: false };
上記の例では、
person
オブジェクトは3つのプロパティを持っています。プロパティの操作 オブジェクトのプロパティにアクセスしたり、値を変更したりできます。
javascript// プロパティへのアクセス console.log(person.name); // 出力: 太郎 // プロパティの変更 person.age = 26; console.log(person.age); // 出力: 26 // 新しいプロパティの追加 person.country = '日本'; console.log(person.country); // 出力: 日本
配列の基本操作(追加、削除、ループ)
配列は複数の値を一つのリストとして格納するデータ型で、データの順序を保持するのに役立ちます。
配列の作成 配列は角括弧
[]
を使って作成します。javascriptlet fruits = ['りんご', 'バナナ', 'オレンジ'];
要素の追加 配列に要素を追加するには
push
メソッドを使います。javascriptfruits.push('ぶどう'); console.log(fruits); // 出力: ['りんご', 'バナナ', 'オレンジ', 'ぶどう']
要素の削除 配列から要素を削除するには
pop
(最後の要素を削除)やshift
(最初の要素を削除)を使います。javascriptfruits.pop(); console.log(fruits); // 出力: ['りんご', 'バナナ', 'オレンジ'] fruits.shift(); console.log(fruits); // 出力: ['バナナ', 'オレンジ']
ループによる配列の操作 配列の要素をループで繰り返し処理するには、
for
ループやforEach
メソッドを使います。javascriptfor (let i = 0; i < fruits.length; i++) { console.log(fruits[i]); } // forEachメソッドを使ったループ fruits.forEach(fruit => { console.log(fruit); });
オブジェクトと配列の組み合わせ
オブジェクトと配列を組み合わせることで、複雑なデータ構造を作成することができます。
配列の中にオブジェクトを格納 配列の各要素としてオブジェクトを格納することができます。
javascriptlet students = [ { name: '太郎', age: 20 }, { name: '花子', age: 22 }, { name: '次郎', age: 19 } ]; students.forEach(student => { console.log(student.name + 'は' + student.age + '歳です。'); }); // 出力: // 太郎は20歳です。 // 花子は22歳です。 // 次郎は19歳です。
オブジェクトの中に配列を格納 オブジェクトのプロパティとして配列を格納することもできます。
javascriptlet classroom = { teacher: '山田先生', students: ['太郎', '花子', '次郎'] }; console.log(classroom.teacher); // 出力: 山田先生 console.log(classroom.students); // 出力: ['太郎', '花子', '次郎']
このようにオブジェクトと配列を組み合わせることで、データを効率的に管理することができます。データ構造を使いこなすことで、より複雑なアプリケーションの開発が可能になります。