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Gitの準備をしよう

公開日:December 12, 2024更新日:December 12, 2024
Git📄

この章では、実際に Git を使うための準備をしていきましょう!Git を自分のパソコンにインストールし、基本的な設定を行うことで、バージョン管理の世界への第一歩を踏み出せます。

Git のインストール

まずは、Git をインストールしましょう。Git は、Windows、macOS、Linux など、様々な OS に対応しています。ここでは、それぞれの OS でのインストール方法を説明します。

Windows へのインストール

  1. 公式サイトからインストーラーをダウンロード:Git for Windows の公式サイトにアクセスし、「Download」ボタンをクリックして、インストーラーをダウンロードします。

  2. インストーラーを実行: ダウンロードしたインストーラー(例:Git-2.43.0-64-bit.exe)をダブルクリックして実行します。

  3. インストールウィザードに従ってインストール: 基本的に、デフォルトの設定で「Next」をクリックしていけば問題ありません。

    • インストール先の選択:通常はデフォルトの C:\Program Files\Git で問題ありません。
    • コンポーネントの選択:よくわからなければ、デフォルトのままで大丈夫です。
    • デフォルトエディタの選択:使い慣れたエディタがあれば選択してください。こだわりがなければ、Vim のままでも大丈夫です。
    • PATH環境変数の設定: 特にこだわりがなければ、「Git from the command line and also from 3rd-party software」を選択します。
    • SSHクライアントの選択:Git に同梱されている OpenSSH を使用する場合は「Use bundled OpenSSH」を選択します。
    • その他のオプション:特にこだわりがなければ、デフォルトのままで問題ありません。
  4. インストール完了: 「Finish」をクリックして、インストールを完了します。

macOS へのインストール

macOS では、主に以下の2つの方法で Git をインストールできます。

方法1:Homebrew を使う(推奨)

Homebrew は、macOS 用のパッケージマネージャーです。Homebrew を使うと、コマンド一つで簡単に Git をインストールできます。

  1. Homebrew のインストール: まだ Homebrew をインストールしていない場合は、Homebrew の公式サイト の手順に従ってインストールします。通常、以下のコマンドをターミナルで実行すればインストールできます。

    bash
    /bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
  2. Git のインストール: ターミナルを開き、以下のコマンドを実行します。

    bash
    brew install git

方法2:インストーラーを使う

  1. 公式サイトからインストーラーをダウンロード:Git の公式サイト にアクセスし、インストーラーをダウンロードします。

  2. インストーラーを実行: ダウンロードしたファイル(例:git-2.43.0-intel-universal-mavericks.dmg)をダブルクリックして開き、中のインストーラー(例:git-2.43.0-intel-universal-mavericks.pkg)を実行します。

  3. インストールウィザードに従ってインストール: 画面の指示に従って、インストールを進めてください。

Linux へのインストール

Linux では、ディストリビューションのパッケージマネージャーを使って Git をインストールするのが一般的です。ここでは、代表的なパッケージマネージャーでのインストール方法を紹介します。

Debian/Ubuntu (apt を使う場合)

bash
sudo apt update
sudo apt install git

Fedora/CentOS/RHEL (dnf を使う場合)

bash
sudo dnf update
sudo dnf install git

その他のディストリビューション

お使いのディストリビューションのドキュメントを参照し、適切なパッケージマネージャーを使って Git をインストールしてください。

最初の設定(ユーザー名とメールアドレス)

Git をインストールしたら、最初にユーザー名とメールアドレスを設定しましょう。これは、誰がコミットを行ったのかを記録するために必要な情報です。

ターミナル(Windows では Git Bash)を開き、以下のコマンドを実行して設定します。

bash
git config --global user.name "あなたの名前"
git config --global user.email "あなたのメールアドレス"
  • "あなたの名前""あなたのメールアドレス" の部分は、自分の情報を入力してください。 例:

    bash
    git config --global user.name "Hanako Yamada"
    git config --global user.email "[email protected]"
  • --global オプションをつけると、すべての Git リポジトリで共通の設定になります。

確認してみよう!

設定が完了したら、正しくインストールされ、設定されているか確認してみましょう。

ターミナルで以下のコマンドを実行します。

bash
git --version

Git のバージョン情報(例:git version 2.43.0)が表示されれば、インストールは成功です。

続いて、設定内容を確認します。

bash
git config --list

設定したユーザー名とメールアドレスなど、現在の設定一覧が表示されます。user.nameuser.email が正しく設定されていることを確認してください。

これで、Git を使う準備が整いました!