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Pythonの基本文法

公開日:November 22, 2024更新日:November 28, 2024
pythoncoding📄

Pythonはシンプルで読みやすいコードを書くことができるプログラミング言語です。ここでは、Pythonの基本文法についてわかりやすく説明していきます。初心者の方でも理解しやすいように、基本から進めていきましょう。

1. 変数とデータ型

Pythonでは、変数に値を代入する際に型を明示する必要はありません。例えば、以下のように変数を宣言できます。

python
x = 10        # 整数型
name = "Alice"  # 文字列型
is_active = True  # ブール型

Pythonにはいくつかの基本的なデータ型があります。

  • int(整数): 例 x = 10
  • float(小数): 例 y = 3.14
  • str(文字列): 例 name = "Alice"
  • bool(ブール): 例 is_active = True

2. 基本的な演算

Pythonでは、算術演算子を使って基本的な計算を行うことができます。

python
a = 5
b = 3

# 足し算
result = a + b  # 8

# 引き算
result = a - b  # 2

# 掛け算
result = a * b  # 15

# 割り算
result = a / b  # 1.666...

# 剰余(余り)
result = a % b  # 2

3. 条件分岐

Pythonでは、if文を使って条件分岐を行います。インデントを使うことが特徴で、コードブロックの開始をインデントで表現します。

python
x = 10
if x > 5:
    print("xは5より大きい")
elif x == 5:
    print("xは5です")
else:
    print("xは5以下です")

条件文には比較演算子(==, !=, <, >, <=, >=)や論理演算子(and, or, not)を使います。

4. ループ処理

Pythonでは、繰り返し処理を行うためにforループやwhileループを使います。

forループ

リストや文字列などのイテラブルオブジェクトをループ処理する際に使います。

python
fruits = ["apple", "banana", "cherry"]
for fruit in fruits:
    print(fruit)

whileループ

条件がTrueの間、繰り返し処理を行います。

python
count = 0
while count < 5:
    print(count)
    count += 1

5. 関数の定義

Pythonでは、defキーワードを使って関数を定義します。関数を使うことで、コードを再利用しやすくなります。

python
def greet(name):
    print(f"Hello, {name}!")

greet("Alice")  # 出力: Hello, Alice!

引数を持たない関数や、複数の引数を持つ関数も定義できます。また、return文を使って関数から値を返すことができます。

python
def add(a, b):
    return a + b

result = add(3, 5)  # 8

6. リストと辞書

Pythonのリストは複数の要素を順序付けて保持するために使います。

python
numbers = [1, 2, 3, 4]
numbers.append(5)  # リストに要素を追加
print(numbers)  # [1, 2, 3, 4, 5]

辞書はキーと値のペアを保持するために使います。

python
person = {"name": "Alice", "age": 25}
print(person["name"])  # Alice

まとめ

ここまで、Pythonの基本文法について学びました。変数の扱い方、条件分岐、ループ、関数の定義、リストや辞書といった基本的な構文を理解することで、Pythonでのプログラミングに慣れていけるでしょう。Pythonはそのシンプルさゆえに学びやすく、初めてプログラミングを学ぶ方にもおすすめの言語です。

次は、より応用的な内容としてクラスやモジュールについて学んでみてはいかがでしょうか?