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Pythonの環境設定について

公開日:November 28, 2024更新日:November 28, 2024
pythoncoding📄

Pythonを使って開発を始めるためには、まず環境を整える必要があります。ここでは、Pythonのインストールから仮想環境の設定、そしてエディタの設定と「Hello, World!」プログラムの実行までのステップを紹介します。

1. Pythonのインストール

Pythonを使うには、まずPython自体をインストールします。

  1. 公式サイトからのインストール

    • Pythonの公式サイトにアクセスし、OSに合ったインストーラをダウンロードしてください。
    • インストーラを使用してPythonをインストールします。このとき、「Add Python to PATH」にチェックを入れてください。これにより、ターミナルやコマンドプロンプトからPythonを直接実行できるようになります。
  2. インストールの確認

    • ターミナルまたはコマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを実行してインストールが正常に完了したか確認します。
    bash
    python --version
    • バージョン情報が表示されれば、インストールは成功です。

2. 仮想環境の設定

プロジェクトごとに異なるパッケージや依存関係を管理するために、Pythonでは仮想環境を使用することが一般的です。

  1. 仮想環境の作成

    • ターミナルでプロジェクト用のディレクトリを作成し、その中で仮想環境を作成します。
    bash
    mkdir my-python-project
    cd my-python-project
    python -m venv venv
  2. 仮想環境の有効化

    • 仮想環境を有効にすることで、依存関係をプロジェクトごとに管理できるようになります。
    • Linux/macOSの場合:
      bash
      source venv/bin/activate
    • Windowsの場合:
      bash
      venv\Scripts\activate
    • 仮想環境が有効になると、プロンプトに仮想環境の名前(venv)が表示されるようになります。

3. エディタ・IDEの設定 (VS Codeなど)

Pythonの開発をスムーズに行うためには、適切なエディタやIDEを使用することが重要です。特にVisual Studio Code(VS Code)は、Pythonの開発に最適です。

  1. VS Codeのインストール

    • VS Codeの公式サイトから、OSに対応したインストーラをダウンロードしてインストールします。
  2. Python拡張機能のインストール

    • VS Codeには「Python」拡張機能をインストールします。この拡張機能を使うことで、コード補完、デバッグ、Lintなどの便利な機能が使用できるようになります。
    • VS Codeの拡張機能マーケットプレイスで「Python」と検索し、Microsoftが提供する公式のPython拡張機能をインストールしてください。
  3. 仮想環境の選択

    • VS Codeでプロジェクトを開いたら、コマンドパレット(Ctrl+Shift+P)を開き、「Python: Select Interpreter」を選択し、先ほど作成した仮想環境を選択します。

4. Pythonの実行方法

Pythonの開発環境が整ったら、次に簡単な「Hello, World!」プログラムを書いて実行してみましょう。

  1. ファイルの作成

    • プロジェクトのルートディレクトリにhello.pyというファイルを作成し、以下のコードを書きます。
    python
    # hello.py
    print("Hello, World!")
  2. プログラムの実行

    • ターミナルで以下のコマンドを実行し、プログラムを実行します。
    bash
    python hello.py
    • 正しく設定されていれば、コンソールに「Hello, World!」と表示されます。

まとめ

これで、Pythonの基本的な開発環境が整い、簡単なプログラムを実行する方法を学びました。次は、この環境を使ってさらに複雑なプログラムを作成してみましょう。